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History

ヒストリー

140年という時間の中で、
ひたむきに重ねられてきた探求と挑戦の歴史

  • 1877

    『大日本山梨葡萄酒会社』創立

    時代をさかのぼること140年以上も昔のお話……1877年(明治10年)、メルシャンの源流ともいえる『大日本山梨葡萄酒会社』が創立されました。ここに、国産ワインの歴史が幕を開けたのです。

  • 1949

    『メルシャン』誕生

    この年、本格ワイン(※)の戦後第1号ブランド『メルシャン』が誕生しました。造り手たちが目指したのは、「世界に認められる日本のワイン」を造り上げること。これが私たちの新たな挑戦のスタートとなりました。

    ※甘味料等を混ぜずに造られたワインを本格ワインと定義しています。

  • 1966

    『メルシャン1962(白)』
    国際ワインコンクール 金賞

    誕生から17年……『メルシャン1962(白)』が、国際ワインコンクールでわが国初の「金賞」を受賞しました。
    それは「日本のワイン」が世界に認められた瞬間であり、明治から脈々と受け継がれてきた、ワイン造りへの情熱が結実した証しでもありました。

  • 1970

    『シャトー・メルシャン』誕生

    日本のワイン造りの正統なる後継商品として『シャトー・メルシャン』シリーズが誕生。日本のファインワイン造りの歴史が始まりました。

  • 1976

    「桔梗ヶ原」でメルローの栽培に着手

    本格的なワインを造るため“現代日本ワインの父”と称される浅井昭吾(筆名:麻井宇介)が欧州系品種の導入を主張したのを機に、1976年、長野県塩尻市桔梗ヶ原においてワイン醸造用ブドウ「メルロー」の栽培をスタート。

  • 1984

    「城の平」で
    カベルネ・ソーヴィニヨン栽培

    「桔梗ヶ原」でのメルロー栽培に続き、自社農園である「城の平」でカベルネ・ソーヴィニヨンの栽培に着手しました。
    「日本でのブドウ栽培は棚でなければできない」という、それまでの常識を打ち破り、フランス式垣根仕立てでの栽培に挑戦。ブドウ栽培の新しい方向性を切り拓きました。

  • 1990

    「北信」で
    垣根仕立て栽培、棚仕立て栽培を開始

    この頃になると、『シャトー・メルシャン』シリーズは、世界の名だたるワインコンクールで数々の金賞などを受賞するまでに成長。日本の風土の個性を活かしたワイン造りへの先駆的な挑戦は開花期を迎えました。
    1990年代に入り、「北信」でシャルドネの垣根仕立て栽培を開始。同時に棚仕立て栽培でも短梢剪定で栽植密度を高めたり、収量制限をするなど、『シャトー・メルシャン』の風土づくりへの情熱は大きく広がっていきました。風土づくりとともに、醸造面でも新たなチャレンジを始めました。

  • 1998

    新たな醸造アドバイザーを迎える

    ボルドーの1級シャトーである『シャトー・マルゴー』の総支配人兼最高醸造責任者のポール・ポンタリエ氏が醸造アドバイザーに就任。定期的な技術ミーティングを重ねることで、『シャトー・メルシャン』の目指す「フィネス&エレガンス」のワイン造りにご尽力いただいています。

  • 2003

    ボルドー大学との共同研究を開始

    甲州ブドウに隠された品種特有香を発見。そのポテンシャルを引き出すため、翌2004年よりボルドー大学デュブルデュー研究室との共同研究をスタートさせました。

  • 2003

    自社栽培畑
    「椀子(マリコ)ヴィンヤード」植栽

    自社栽培畑「椀子(マリコ)ヴィンヤード」を植栽。自社の畑だからこそできる思い切った試みを重ね、最高品質実現へのチャレンジがスタートしました。

  • 2005

    『シャトー・メルシャン
    甲州きいろ香 2004』発売

    2003年からスタートしたボルドー大学デュブルデュー研究室との共同研究プロジェクト。その成果として『シャトー・メルシャン 甲州きいろ香』が完成。「甲州ワイン」というジャンルにおいて全く新しいスタイルを生み出しました。

  • 2010

    勝沼ワイナリーリニューアル

    勝沼に、醸造所・ビジターセンター・資料館・ミュージアム・ヴィンヤードなどを有する新しいワイナリーをオープン。多くの人が訪れ、ワインの魅力や文化に触れる時間をお楽しみいただいています。

  • 2017

    日本のワインづくり140年

    シャトー・メルシャンのルーツ、日本初の民間ワイン会社「大日本山梨葡萄酒会社」が誕生した1877年(明治10年)から140年を迎え、「日本ワイン140年企画」をスタート。

  • 2017

    長野県塩尻市片丘地区に
    新ヴィンヤードスタート

    片丘地区に、約9haの圃場を開き、自社管理によるブドウ栽培を本格的にスタート。土地の風土、“テロワール”を活かしたワインづくりに挑み続けるシャトー・メルシャンの新ヴィンヤードの初収穫は2020年を予定しています。

  • 2017

    大橋 健一MW、シャトー・メルシャンの
    ブランドコンサルタントに就任

    「マスター・オブ・ワイン(MW)」に2015年合格した大橋健一MWがシャトー・メルシャンのブランドコンサルタントに就任。世界市場を見据えた活動を開始。

  • 2018

    桔梗ヶ原ワイナリーオープン

    9月、長野県塩尻市に、「シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原ワイナリー」をオープン。大黒葡萄酒(現メルシャン)の「塩尻工場」として1938年に開場した歴史ある建物を活かして、内部をリノベーションし、新たに醸造設備を設置。車庫のような小規模のスペースで高品質なワインを造る、ガレージワイナリーとして、「シャトー・メルシャン」のアイコンシリーズ「桔梗ヶ原メルロー シグナチャー」、テロワールシリーズ「桔梗ヶ原メルロー」、ワイナリー限定発売「桔梗ヶ原メルロー ロゼ」の醸造に特化したワイン造りを行っています。

  • 2019

    椀子ワイナリーオープン

    2003年、長野県上田市丸子地区陣場台地に広大な自社管理畑「椀子ヴィンヤード」を開場し、国内外で高く評されるワインを生み出す産地に成長しました。16年を経て令和元年9月、椀子ヴィンヤードの小高い丘の上に、長野県上田市初のワイナリーとして、「シャトー・メルシャン 椀子(まりこ)ワイナリー」がオープン。約30haにも及ぶ広大なブドウ畑に囲まれた、栽培から醸造まですべてを魅せるワイナリーです。高品質なワインづくりを行いながら、地域、未来との共生を目指しています。

  • 2020

    シャトー・メルシャン ワイン資料館が
    日本遺産の構成文化財として認定される

    2020年、文化庁が認定する『日本遺産』に「日本ワイン140年史〜国産ブドウで醸造する和文化の結晶~」が認定され、『シャトー・メルシャン ワイン資料館』とその収蔵品も構成文化財として認定されました。その『シャトー・メルシャン ワイン資料館』は2020年夏に一部改修工事を行い、展示内容を刷新、バイリンガル表記にて公開しています。

    動画で詳細を見る(日本遺産動画)

  • 2023

    『シャトー・メルシャン 椀子ワイナリー』4年連続選出 世界第38位 アジアNo.1

    『シャトー・メルシャン 椀子ワイナリー』が、ワインツーリズムに取り組む世界最高のワイナリーを選出する『ワールド・ベスト・ヴィンヤード2020』にて、世界第30位、およびベストアジアに選出されました。また、翌年以降も選出されており、2023年には4年連続の選出となりました。
    「日本を世界の銘醸地に」を合言葉に、ワイン産地としての“日本”を世界にアピールしていきます。

  • 「シャトー・メルシャン 椀子ヴィンヤード」が環境省による「自然共生サイト」として正式認定

    「自然共生サイト」とは、「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を国が認定する区域のこと。「シャトー・メルシャン 椀子ヴィンヤード」は、自然共生サイトとして正式認定された中では唯一、事業として農産物(ワイン用ブドウ)を生産する畑であり、事業を通じた「ネイチャー・ポジティブ※」に繋がる事例として認められたものと考えています。

    ※「G7 2030年 自然協約」で合意された、2030年までに生物多様性の損失を食い止め、回復させるという目標