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商品ラインアップ

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テロワールシリーズ

シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原メルローChâteau Mercian Kikyogahara Merlot

2017

日本の銘醸地「桔梗ヶ原」から
生まれた日本を代表するワイン

テイスティングガイド
赤(フルボディ)
MARIAGE
ラム肉のステーキ、豚のステーキのフルーツソース添え、牛肉の煮込みなどと合わせたい1本です。
概要
華やかな香りが時間とともに広がり、繊細な味わいの中に厚みと力強さを感じさせるワインです。塩尻市桔梗ヶ原地区では1976年にメルローの植栽を始めました。1985年ヴィンテージから『桔梗ヶ原メルロー』を生産しており、以来日本最高の赤ワインの一つとして国内外から高い評価を受けています。
テイスティングコメント
コメンテーター:チーフ・ワインメーカー 田村 隆幸

紫がかったガーネットの色合い。カシスやダークチェリーなどの黒い果実のドライフルーツ、ミントなどハーブのニュアンスがあります。樽育成由来のコーヒーやヴァニラの香りが複雑に調和します。程よい酸としっかりとしたタンニンがバランスよく調和しています。(2022年4月)
ヴィンテージ情報
萌芽、展葉は5月上旬より始まり、気温は暖かい日が多く、降水量も少なかったため、ブドウ樹の健全な生育を促しました。6月7日に梅雨入りし、前半は降雨量が少なく空梅雨状態が続きましたが、半ばは台風3号の影響もあり梅雨らしい天候になりました。梅雨明けは8月19日となり、低温・日照不足が続いた影響でメルローのヴェレゾンは平年に比べて遅い傾向でした。開花期間は垣根で6月13~28日でした。
8月上旬には台風の影響で降水量も多くなりましたが、盆明け以降は天候が安定して晴天が続き、気温の日較差が大きくヴェレゾン以降の生育は順調に進み、健全果での収穫ができました。
基本情報
【産地】
長野県塩尻市桔梗ヶ原地区
【使用品種】
メルロー100%
【栽培方法】
垣根式栽培
【収穫】
10月中旬収穫
【発酵】
ステンレスタンクおよびオーク樽にて28度で約14日間発酵
【育成】
オーク樽にて約19カ月間育成
【生産本数】
約2,000本

2016

日本の銘醸地「桔梗ヶ原」から
生まれた日本を代表するワイン

テイスティングガイド
赤(フルボディ)
MARIAGE
牛フィレ肉の赤ワイン煮、牛肉のたたきバルサミコソース仕立てと合わせたい1本です。
概要
華やかな香りが時間とともに広がり、繊細な味わいの中に厚みと力強さを感じさせるワインです。塩尻市桔梗ヶ原地区では1976年にメルローの植栽を始めました。1985年ヴィンテージから『桔梗ヶ原メルロー』を生産しており、以来日本最高の赤ワインの一つとして国内外から高い評価を受けています。
テイスティングコメント
コメンテーター:チーフ・ワインメーカー 安蔵 光弘

紫のニュアンスが残るガーネットの色合い。カシスやダークチェリーなどの黒い果実のほか、クローブなどのスパイスやドライフルーツ、ミントやフェンネルといったハーブのニュアンスがあります。樽育成由来の焙煎したコーヒーのニュアンス、タバコ、ヴァニラの香りが複雑に調和します。程よい酸としっかりとしたタンニンがバランスよく調和したエレガントなワインです。(2020年4月)
ヴィンテージ情報
【2016年について】
積雪日数、積雪量は少なく温暖な日が続きました。萌芽、展葉、開花(6月3日)は例年より1週間から10日ほど早く、梅雨期には一時的な大量の降雨がありましたが、梅雨期トータルの降水量は比較的少なく200㎜弱にとどまりました。梅雨明け後は晴天に恵まれ生育は順調に推移しました。昨年より早い収穫が期待されましたが、9月中旬以降収穫までに370㎜を記録した秋雨と日照不足の影響で成熟が遅延しました。収穫目前にベト病の再発と晩腐病が発生し早急な収穫を余儀なくされましたが、病気予防の観点で笠掛けを行なった圃場はその効果があり必要な収穫量を確保できました。
基本情報
【産地】
長野県塩尻市桔梗ヶ原地区
【使用品種】
メルロー100%
【栽培方法】
棚式および垣根式栽培
【収穫】
9月下旬~10月中旬収穫
【発酵】
木桶にて28~30度で約10日間発酵
ステンレスタンクにて28~30度で約10日間発酵
【育成】
オーク樽にて約21カ月間育成
【生産本数】
約2,130本

2015

日本の銘醸地「桔梗ヶ原」から
生まれた日本を代表するワイン

テイスティングガイド
赤(フルボディ)
MARIAGE
和牛のロースステーキ赤ワインソース仕立て、仔羊の香草焼きと合わせたい1本です。
概要
華やかな香りが時間とともに広がり、繊細な味わいの中に厚みと力強さを感じさせるワインです。桔梗ヶ原地区では 1976年からメルローの植栽を始めました。『桔梗ヶ原メルロー』は1985年産の初ヴィンテージの誕生以来、日本最高の 赤ワインの一つとして国内外から高い評価を受けています。
テイスティングコメント
コメンテーター:チーフ・ワインメーカー 安蔵 光弘

色合いは紫を帯びた濃いめのガーネット。熟したカシスやブラックベリーなどの黒い果実に加え、ドライフルーツ、腐葉土、クローブなどのスパイス、樽由来のコーヒーやビターチョコレートの香りが調和します。しっかりとした酸が骨格を形成し、豊かな果実味としっかりとしたタンニンが調和したエレガントなワインです。今飲んでも楽しめますが、瓶熟成により更になめらかなタンニンになることが期待されます。(2019年6月)
ヴィンテージ情報
【2015年について】
春の訪れは早く暖かい日が続いた影響でブドウの萌芽、展葉は例年より1週間から10日程度早まりました。この傾向は6月中旬頃まで続き、1週間から10日ほど早い6月3日に開花はじめを迎えました。梅雨入りは平年並みの6月8日、開花期の天候は一部のエリアを除き、恵まれて結実は良好でした。6月下旬から7月上旬までは晴れの日が少なく、日照時間・気温ともに低く推移しました。7月中旬以降は天候に恵まれ、ヴェレゾン初めは8月7日と例年より1週間ほど早く、収穫時期も早まることが予測されましたが、9月の日照不足が影響し、生育のスピードは平年並みまで落ち着きました。10月に入ると好天に恵まれ糖度も平年並みまで回復し、収穫は例年同様10月上旬から始まりました。
基本情報
【産地】
長野県塩尻市桔梗ヶ原地区
【使用品種】
メルロー100%
【栽培方法】
棚式および垣根式栽培
【収穫】
10月上旬~10月中旬収穫
【発酵】
ステンレスタンクにて28~30度で約14日間、
木桶にて28~30度で約14日間発酵
【育成】
オーク樽にて約21カ月間育成
【生産本数】
約2,500本

2014

日本の銘醸地「桔梗ヶ原」から
生まれた日本を代表するワイン

テイスティングガイド
赤(フルボディ)
MARIAGE
和牛のロースステーキ赤ワインソース仕立て、仔羊の香草焼きと合わせたい1本です。
概要
華やかな香りが時間とともに広がり、繊細な味わいの中に厚みと力強さを感じさせるワインです。桔梗ヶ原地区では 1976年からメルローの植栽を始めました。『桔梗ヶ原メルロー』は1985年産の初ヴィンテージの誕生以来、日本最高の 赤ワインの一つとして国内外から高い評価を受けています。
テイスティングコメント
コメンテーター:チーフ・ワインメーカー 安蔵 光弘

色合いは紫を帯びた濃いめのガーネット。カシス、ブルーベリーなどの黒い果実に加え、腐葉土、クローブなどのスパイス、樽由来のヴァニラ、コーヒーの香りが調和しています。しっかりした酸が骨格を形成し、豊かな果実味としっかりとしたタンニンが調和したエレガントなワインです。今飲んでも楽しめますが、瓶熟成により更になめらかなタンニンになることが期待されます。(2018年3月)
ヴィンテージ情報
【2014年について】
厳しい寒さと積雪量が多い冬でしたが、4月は温暖な日が続きました。6月5日の梅雨入りまでは雨の少ない乾燥状態が続きました。梅雨入り後は湿り気により新梢は短期間で伸びました。ブドウの開花は平年並みで、天候に恵まれたため順調に結実が進みました。8月上旬のヴェレゾン(色づき)は昨年と同時期でブドウは順調に生育しましたが、中旬の台風を境に雨が多く日照は遮られ蒸し暑さが続いたこともあり、ブドウの糖度上昇が緩やかとなり、収穫は1週間遅らせ、成熟したブドウを収穫しました。
基本情報
【産地】
長野県塩尻市桔梗ヶ原地区
【使用品種】
メルロー
【栽培方法】
棚式および垣根式栽培
【収穫】
10月上旬~10月中旬収穫
【発酵】
ステンレスタンクにて28~30度で約14日間、
木桶にて28~30度で約14日間発酵
【育成】
オーク樽にて約18カ月間育成
【生産本数】
約2,500本

2013

日本の銘醸地「桔梗ヶ原」から生まれた日本を代表するワイン

テイスティングガイド
赤(フルボディ)
MARIAGE
赤ワインなどを用いた重厚なソースを使った上質な牛肉のステーキなどとゆっくり合わせたい1本です。
概要
「シャトー・メルシャン 桔梗ヶ原メルロー」は、1985年の初ヴィンテージ以来、日本ワインの最高峰の一つとして評価されてきました。味わいはしなやかでふくよか。数年の瓶熟成により、まろやかなうまみとふくよかさがバランスよく感じられるワインです。
テイスティングコメント
コメンテーター:ワインメーカー 高瀬 秀樹

色合いは濃い紫。カシス、ブルーベリーなどの果実に加えなめし皮、腐葉土など熟成感を連想させる香りも感じ取れます。豊かな果実味としっかりとしたタンニンが調和したエレガントなワイン。瓶熟成により更になめらかなタンニンになることが期待されます。
ヴィンテージ情報
コメンテーター:ヴィンヤード・マネージャー 弦間 浩一

【2013年について】
乾燥した厳しい寒さでしたが、3月は温暖な日が続きました。5月中旬から梅雨明けまで雨量は少なく乾燥状態が続き、その後梅雨明けから8月上旬までは、雨量は多いが日中は晴れて畑の乾く間があるため、生育は順調でした。昼夜の温度差が大きく、着色が促進され、例年同様10月に上質なブドウが収穫できました。
基本情報
【産地】
長野県塩尻市桔梗ヶ原地区
【使用品種】
メルロー100%
【栽培方法】
垣根式栽培
【収穫】
10月中旬~下旬収穫
【発酵】
ステンレスタンクおよび木桶にて約28~30度で約10日間発酵
【育成】
オーク樽にて約18カ月間育成(新樽使用率100%)
【生産本数】
約1,600本

2012

日本を代表する赤ワインの一つ

テイスティングガイド
赤(フルボディ)
MARIAGE
赤ワインなどを用いた重厚なソースを使った上質なステーキなどと合わせたい1本です。
概要
1976年からメルローの植栽を始め、1985年産の初ヴィンテージの誕生以来、『桔梗ヶ原メルロー』は日本を代表する赤ワインの一つとして評価されてきました。華やかな香りが時間とともに広がり、繊細な味わいの中に厚みと力強さを感じさせるワインです。
テイスティングコメント
エッジは、輝きのある濃い紫色。カシス、ブルーベリー、プルーンなど黒い果皮を持った果実香とともに樽育成由来のヴァニラ、アーモンド、カカオなどを捉える。アフターには、若干のスパイスも感じる。肉厚ではないが、きめの細かいタンニンとシルキーな味わいが口中に膨らむ。また、骨格のあるタンニンも感じる。(2016年7月)
基本情報
【産地】
長野県塩尻市桔梗ヶ原地区
【使用品種】
メルロー100%
【栽培方法】
垣根式栽培
【収穫】
10月中旬~下旬
【発酵】
木桶およびステンレスタンク発酵 約28~30度 約10日間
【育成】
オーク樽育成 約18カ月間(新樽使用率100%)
【生産本数】
約1,500本

2011

日本を代表する赤ワインの一つ

テイスティングガイド
赤(フルボディ)
MARIAGE
上質な和牛のステーキに軽く味付けをしたものに、ゆっくりと合わせたい。
概要
1976年からメルローの植栽を始め、1985年産の初ヴィンテージの誕生以来、『桔梗ヶ原メルロー』は日本を代表する赤ワインの一つとして評価されてきました。華やかな香りが時間とともに広がり、繊細な味わいの中に厚みと力強さを感じさせるワインです。
基本情報
【産地】
長野県塩尻市桔梗ヶ原地区
【使用品種】
メルロー100%
【栽培方法】
垣根式栽培100%
【収穫】
10月中旬~下旬
【発酵】
木桶およびステンレスタンクにて28~32度で約20日間発酵
【育成】
オーク樽育成 約18カ月間(新樽使用率100%)
【生産本数】
約1,300本

2010

日本を代表する赤ワインの一つ

テイスティングガイド
赤(フルボディ)
MARIAGE
上質な和牛のステーキに軽く味付けをしたものに、ゆっくりと合わせたい。
概要
1976年からメルローの植栽をはじめ、1985年産の初ヴィンテージの誕生以来、日本を代表する赤ワインの一つとして評価されてきた1本。華やかな香りが時間とともに広がり、繊細な味わいの中に厚みと力強さを感じさせるワインです。
テイスティングコメント
コメンテーター:ワインメーカー 小林 弘憲

色調は輝きのある紫色。スパイス、カカオ、チョコレート、ヴァニラ、アーモンドなど樽育成由来の香りとともに、ブルーベリー、プルーンなどのフレッシュな果実の香りが顔を出します。非常になめらかでシルキーなタンニンを有しており、決して肉厚ではありませんが、時間の経過とともにきめ細やかな綺麗な味わいが口中に膨らみます。(2014年7月)
ヴィンテージ情報
コメンテーター:ヴィンヤード・マネージャー 弦間 浩一

3月までは例年より本州から東に離れて低気圧が発達したため寒気が南下しにくい傾向に。そのため、昨冬に続き暖冬となりました。4月は上空に寒気が流れ込み低温の日が継続。ゴールデンウィークは高気圧の影響で気温が上がったものの、その後は気温の低い日や曇天日が多くなりました。このため、萌芽から満開まで過去10年で最も遅い日を記録。
梅雨明け(7月中旬)までの天候は降水量が平年に比べ多く、気温は梅雨明けを境に太平洋高気圧の張り出しが強い期間が長く続き、9月中旬まで記録的な「猛暑」となりました。9月中旬まで猛烈な暑さが続き、夜温が下がらず「高温」による着色障害が心配されたのですが、収穫2週間前から過ごしやすい陽気となり、糖度・着色とも健全なブドウの収穫ができました。
基本情報
【産地】
長野県塩尻市桔梗ヶ原地区
【使用品種】
メルロー100%
【栽培方法】
垣根式栽培100%
【収穫】
10月中旬~下旬
【発酵】
ステンレスタンク発酵、木桶発酵
【育成】
オーク樽育成 約18カ月間(新樽使用率94%)
【生産本数】
約1,800本

2009

日本を代表する赤ワインの一つ

テイスティングガイド
赤(フルボディ)
MARIAGE
上質な和牛のステーキを軽く味付けしたものに、ゆっくりと合わせたいワインです。
概要
1976年からメルローの植栽をはじめ、1985年産の初ヴィンテージの誕生以来、日本を代表する赤ワインの一つとして評価されてきた1本。華やかな香りが時間とともに広がり、繊細な味わいの中に厚みと力強さを感じさせるワインです。
テイスティングコメント
コメンテーター:ワインメーカー 生駒 元

ややエッジに明るさを伴う青紫色。樽育成由来のアーモンドやクリームがほのかに香るトップの印象。グラスを回していくと、次第に熟したプラムや青いブルーベリーなどの果実が華やかにあらわれます。口に含むと、なめらかでシルキーなタンニンであり、口中のミドルにかけてボリューム感を感じます。若干後味に渋みが残るため、もう数年は熟成させてから楽しみたいワインです。(2013年6月)
ヴィンテージ情報
コメンテーター:ヴィンヤード・マネージャー 弦間 浩一

梅雨明け(7月中)までの天候は降水量が平年に比べ少なく、気温と湿度が低い日が続いたため、ブドウの生育はやや遅れましたが、高温湿潤条件を好む「ベト病」の発生は見られませんでした。梅雨明けから1カ月は、今までの乾燥状態から一転して降雨量が多く、曇天で日照不足が続きました。気温の低い冷涼な日が多かったのが幸いし、病気の発生は少なめ。8月のお盆明け以降から1カ月半は降雨量が極めて少なく晴天が続き、朝晩は例年になく冷え込んだため、ブドウは生育遅れを挽回し、糖度の上昇と着色が促進され成熟が短期間のうちに進みました。その後は収穫期まで夜温が低く、早朝は息が白く見えるほど冷え込んだため晩腐病の発生は極めて少なく済みました。7月の天候不順により積算温度が不足し、酸が高かったため、収穫期を一週間遅らせています。
基本情報
【産地】
長野県塩尻市桔梗ヶ原地区
【使用品種】
メルロー100%
【栽培方法】
垣根式栽培57%、棚式栽培43%
【収穫】
10月上旬~下旬
【発酵】
ステンレスタンク発酵、木桶発酵
【育成】
オーク樽育成 約18カ月間(新樽使用率100%)
【生産本数】
約1,600本

2008

日本を代表する赤ワインの一つ

テイスティングガイド
赤(フルボディ)
MARIAGE
相性がいいのは牛肉のステーキ。赤ワインソースなどの重厚なソースを合わせてお召し上がりください。
概要
1976年からメルローの植栽をはじめ、1985年産の初ヴィンテージの誕生以来、日本を代表する赤ワインの一つとして評価されてきた1本。華やかな香りが時間とともに広がり、繊細な味わいの中に厚みと力強さを感じさせるワインです。
テイスティングコメント
コメンテーター:ワインメーカー 生駒 元

色調はやや紫色がかったガーネット色。ヴァニラ、杉、スパイスなどの香りの下にふくよかな黒い果実や熟したプラムを十分に感じることができます。よく溶け込んだ重層的なタンニンに綺麗な酸がとてもよいバランス。今後も十分に、熟成によるうまみや複雑さが期待されるワインです。 (2012年6月)
ヴィンテージ情報
コメンテーター:ヴィンヤード・マネージャー 弦間 浩一

春先は寒暖の差が大きく、天気は数日の周期で変化したため、ブドウの萌芽はやや遅れ気味に。6月上旬は前線や寒気の影響を受け曇りや雨の日、中旬は高気圧に覆われ晴れの日、下旬は再び雨の日が多くなりましたが、7月には前線の活動が活発でなく晴れて暑い日が続く傾向に。梅雨明け後は晴れて厳しい暑さが続き、ブドウは順調に生育しました。8月は大気の状態が不安定な日が多く多雨となったため、ブドウの葉、果実に病気が発生。9月上旬は高気圧に覆われ晴れて気温が高く、中旬には日中の昇温と朝晩の冷え込みで寒暖の差が大きくなりました。下旬は台風13号、前線、低気圧の影響で曇りや雨のぐずついた天気に。その後、9月中旬までは好天が続き、若干遅れ気味であった糖度の上昇が平年並みに回復。寒暖の差が大きくなったため酸度の急激な下降がなくバランスのとれたブドウが収穫されました。
基本情報
【産地】
長野県塩尻市桔梗ヶ原
【使用品種】
メルロー100%
【栽培方法】
垣根式栽培100%
【収穫】
手摘み/10月上旬~下旬
【発酵】
木桶およびステンレスタンク発酵
【育成】
オーク樽(新樽93%)育成 約17カ月
【生産本数】
約1300本

2007

洗練を重ねる『シャトー・メルシャン』
最高峰のメルローワイン

テイスティングガイド
赤(フルボディ)
MARIAGE
仔牛肉のソテー、フィレ肉をミディアム・レアで合わせたいワイン。和風味のソースと相性も抜群です。
概要
1976年からメルローの植栽をはじめ、85年の初ヴィンテージ以来、国内トップクラスのメルローワインとして評価されてきたのがこの『桔梗ヶ原メルロー』です。契約栽培農家とともに培ってきた畑からのブドウと、これまで醸造面で積み重ねてきた技術の研鑽が結実した、洗練された深い味わいの赤ワインです。
テイスティングコメント
コメンテーター:ワインメーカー 生駒 元

ややオレンジを帯びかけた、きれいなルビー色。若干のスパイスやロースト香の陰に、赤い果実、熟したプルーンを感じます。味わいはしなやかでふくよか。数年の瓶熟成により、まろやかなうまみとふくよかさがバランスされています。
ヴィンテージ情報
コメンテーター:ヴィンヤード・マネージャー 弦間 浩一

西高東低の冬型の気圧配置が長続きせず、移動性高気圧に覆われた日が多かったため、各産地とも暖冬で平均気温が平年に比べ高く推移。このため、東北地方では記録的な少雪に。3月までこの傾向が続き、ブドウの生育開始は早まることが予想されました。しかし、4月には寒の戻りが長く続き低温と日照不足で推移したため、春先の萌芽は平年並みかやや遅れました。 開花前までは降水量が若干多かったのですが、6月以降は平年に比べ高温乾燥状態が続き、生育ステージは早めに推移。7月は曇天日が続き生育は緩慢となりましたが、梅雨明け後の8月からは連日気温の高い日が続き、着色開始は8月中旬で平年並みでした。残暑が長く続き、高温障害による着色不良が心配されたものの、収穫前に冷涼な気候となり色づきがよく、糖度の高いブドウが収穫できました。
基本情報
【産地】
長野県塩尻市桔梗ヶ原
【使用品種】
メルロー100%
【醗酵】
アルコール発酵:25~28度、木桶またはステンレスタンクにて約14日間、続いて樽内でマロラクティック発酵
【育成】
オーク小樽育成約20カ月間 新樽57%
【生産本数】
約1300本

2006

洗練を重ねる『シャトー・メルシャン』
最高峰のメルローワイン

テイスティングガイド
赤(フルボディ)
MARIAGE
上質な牛肉などの赤身肉を、香ばしくかつジューシーに焼いて食べたくなる味わい。
概要
1976年からメルローの植栽をはじめ、85年の初ヴィンテージ以来、国内トップクラスのメルローワインとして評価されてきたのがこの『桔梗ヶ原メルロー』です。契約栽培農家とともに培ってきた畑からのブドウと、これまで醸造面で積み重ねてきた技術の研鑽が結実した、洗練された深い味わいの赤ワインです。
テイスティングコメント
コメンテーター:名越 康子(なごし やすこ)

明るいルビー色で縁はピンク。凝縮したチェリー、ブルーベリーやカシスなどの小さなベリー類、チョコレート、カラメル、なめし革、鉄分など、ハリがあり整然とした、とても心地よい香りが漂います。果実味が充実し、酸はソフトで若干控えめにバランスし、タンニンのきめが細やか。厚みがあり、かつ上品な、整った味わいのワインです。(2010年8月)
ヴィンテージ情報
コメンテーター:ヴィンヤード・マネージャー 弦間 浩一

平年に比べ低温、日照不足で推移したため、生育ステージは開花はじめまでの時点で約1週間程度遅れ、更に梅雨明けまでの期間は曇天日が続きました。7月中旬には記録的な集中豪雨に見舞われ、早い時期から病気が発生。梅雨明け後、連日気温の高い日が続きましたが、生育ステージの遅れは取り戻せず、着色開始は8月中旬で平年より約5日遅れる結果に。しかし、その後は晴天が続き、順調な生育を示しました。それでも若干色づきの遅れたブドウが確認されたため、収穫を平年より約1週間程度遅らせ、適熟な状態まで待っての収穫を行いました。
基本情報
【産地】
長野県桔梗ヶ原地区
【使用品種】
メルロー100%(垣根100%)
【容量】
750ml
【アルコール度数】
13.1%
【総酸度】
5.6g/L
【残糖度】
3.7g/L
【平均収量】
垣根 約7t/ha
【収穫】
手摘み/10月中旬
【醗酵】
28~32度
【育成】
オークの小樽(新樽100%)にて21カ月間育成
【生産本数】
2,309本
【瓶詰め日】
2008年8月20日

2005

エレガントで果実味豊かなヴィンテージ

テイスティングガイド
赤(フルボディ)
MARIAGE
伊勢エビのグラタン風、うなぎの蒲焼き、サラミ、牛肉の赤ワイン煮込みなど、さまざまな料理と好相性。
概要
1976年からメルローの植栽をはじめ、85年の初ヴィンテージ以来、国内トップクラスのメルローワインとして評価されてきた逸品です。2005年は開花期の恵まれた天候と、高温少雨の初秋を過ごしたことにより、エレガントで果実味豊かな赤ワインに仕上がりました。上品で複雑な味わいをご堪能ください。
テイスティングコメント
コメンテーター:名越 康子(なごし やすこ)

色調は明るめのきれいなルビー色。チェリーやカシスなどの熟した果実に、スパイスやモカ系の香りが少々加わり、バランスの良い上品な印象に。なめらかで、繊細、そしてジューシーな、均衡のとれた味わいで、タンニンもとても細やか。今でもおいしく飲めるワインです。(2009年4月)
ヴィンテージ情報
コメンテーター:ヴィンヤード・マネージャー 弦間 浩一

春先から5月まで、平年に比べ低温で推移したため、生育ステージは開花はじめまで約1週間の遅れを記録しました。このような傾向を示しながらも、6月に入り高温少雨傾向で推移したため、開花はじめから満開に至るまでの日数が5日となり、ほぼ良年に見られる日数を記録。その後周期的な変化を繰り返し、着色開始はやや遅れ気味でしたが、着色中期(50%硬核期)は平年並みの8月21日に。9月に入り降水量は少なく推移したものの、日照時間は平年並みとなりました。
開花期以降の生育期である7月の降雨量がかなり多く、成熟期の8月以降は比較的雨量の少ない季節を過ごしたことになります。しかし、この間、前述したように比較的曇天の日が多く、また、気温は高めに推移したため、病害の発生が確認されはじめました。このような状況のまま収穫期を迎えたため、各畑での選果は重要な作業に。当然、ブドウの到着したワイナリーにおいても、破砕前の選果作業は毎日の作業となり、選別に多くに時間を費やしました。
基本情報
【産地】
長野県桔梗ヶ原地区
【使用品種】
メルロー100%
【容量】
750ml
【アルコール度数】
13%
【平均樹齢】
棚式:20年、垣根式:4年
【収穫】
手摘み/10月中旬
【醸造】
28~32度で14日間発酵
【育成】
オークの小樽(新樽100%)にて19カ月間育成
【生産本数】
1,049本

2004

複雑さの中に深みを持った上品な味わい

テイスティングガイド
赤(フルボディ)
MARIAGE
フォアグラを乗せた牛ステーキや、牛ステーキの黒コショウソース、鴨の燻製など、しっかり味の上質な肉類が食べたくなる。そんな味わいです。
概要
1976年からメルローの植栽をはじめ、85年の初ヴィンテージ以来、国内トップクラスのメルローワインとして評価されてきた逸品です。2004年は平年に比べて気温も高く、少雨傾向だったため、色づきのよい健全な果実が実りました。複雑さと、上品で深みのある味わいをご堪能ください。
テイスティングコメント
コメンテーター:名越 康子(なごし やすこ)

きれいなルビー色で、縁は薄いピンク。香りには力強さがあり、ロースト香、カシスやブラックチェリーなどの黒い果実、黒コショウなどが、はじめは控えめに、そして時間とともに華やかに広がります。味わいもはじめはかたくて、力も厚みもあり、バランスもよく、タンニンには若さが見られます。味わいがほどけてくるにはあと1、2年必要かもしれません。今ならデカンターすることがおすすめ。(2008年9月)
ヴィンテージ情報
コメンテーター:ヴィンヤード・マネージャー 弦間 浩一

春の萌芽期を含め、それ以降の気温は平年に比べ高く推移。生育ステージの速度は平年に比べ約1週間程度早い傾向を示しました。これに続く着色開始は過去数年のうちで最も早く、この後の気温も高く推移し、かつ少雨傾向で、夏の日較差が10度程度あったため、着色やタンニンに影響するフェノール分の蓄積は平年に比べ非常に高い値に。しかし、台風による降雨により、若干の病害が観察され、畑で厳密に選果をしながら晴れ間をぬっての収穫となりました。垣根仕立てによる収穫量の少なさと、ワイナリーに到着した後の厳しい選果作業により、平年より色素を含むフェノール分が豊富で、適熟期を迎えた健全な果実を得ることができました。
基本情報
【産地】
長野県桔梗ヶ原地区
【使用品種】
メルロー100%
【容量】
750ml
【アルコール度数】
12%
【平均樹齢】
棚式:20年、垣根式:4年
【収穫】
手摘み/10月中旬
【醸造】
28~32度で14日間発酵
【育成】
オーク樽(新樽100%)にて19カ月間育成
【生産本数】
2,227本

2003

さわやかでフレッシュな仕上がり

テイスティングガイド
赤(フルボディ)
MARIAGE
牛肉の網焼き、鴨肉のロースト、しいたけ・パプリカ・牛肉のオイスターソース炒めなどを合わせて味わいたいワインです。
概要
1976年からメルローの植栽をはじめ、85年の初ヴィンテージ以来、国内トップクラスのメルローワインとして評価されてきた1本です。2003年は雨が多く、ワイン造りの難しい年でしたが、新たに導入した選果台による選房と、ブドウに最適な仕込みの実施により、個性豊かで余韻の長い味わいに仕上がりました。
テイスティングコメント
コメンテーター:名越 康子(なごし やすこ)

色調はきれいなルビー色。香りはなめし革、鉄分、ブラック・チェリー、カシス、そしてカラメルのような香ばしさも加わる上品で深みのあるものに。アタックがふっくらまろやかで、酸はフレッシュ感にあふれ、タンニンも細やかな繊細で上品な味わい。(2007年7月)
ヴィンテージ情報
コメンテーター:ヴィンヤード・マネージャー 弦間 浩一

8月まで曇雨天の日が続き、前半は雨量が多く後半は日照不足。ブドウの生育は平年に比べ一週間程度遅れました。9月に入り晴天の日が続きましたが、生育の遅れは回復せず糖度は比較的低くなりました。しかし、この対策として、収穫期を遅らせ、収量を制限し、選果をしっかり行ったことで、十分な熟度を確保。メルローは着色不良による赤熟果が平年に比べやや多い傾向でしたが、極力健全果と適熟果の収穫に努めました。例年に比べ、さわやかでフレッシュな酸味の残るヴィンテージとして仕上がりました。
基本情報
【産地】
長野県桔梗ヶ原地区
【使用品種】
メルロー100%
【容量】
750ml
【アルコール度数】
13%
【収穫】
手摘み/10月上旬/平均収量:13t/ha
【醸造】
28~30度でステンレスタンクおよび木桶にて16~18日間発酵
【育成】
オーク樽(新樽89%)にて18カ月間育成
【生産本数】
2,304本

2002

パリの星つきレストランも認めた深みのある味わい

テイスティングガイド
赤(フルボディ)
MARIAGE
おすすめは骨付き仔羊肉のローストや、牛肉などの塊肉のロースト。赤ワインソースを添えてお召し上がりください。
概要
1976年からメルローの植栽をはじめ、85年の初ヴィンテージ以来、国内トップクラスのメルローワインとして評価されてきたのがこの『桔梗ヶ原メルロー』です。契約栽培農家とともに培ってきた畑からのブドウと、これまで醸造面で積み重ねてきた技術の研鑽が結実した、洗練された深い味わいの赤ワインです。2002年は生育期を通して日照量、気温が高く、収穫期も雨が少なかったため、健全なブドウを収穫できました。また、この年、新たに木桶の発酵容器を導入し、温かみのある柔らかい原酒を得ることにより、スタイルに深みが増しました。パリの星つきレストラン『ル・サンク』オンメニューのワインです。
テイスティングコメント
コメンテーター:名越 康子(なごし やすこ)

濃いめのルビー色。ロースト香、ヴァニラ、濃いカシス、ダークチェリー、プラムなどの果実、鉄分など、上品で深みのある、整然とした香りが漂います。口中ではまだ若干かたさを感じますが、果実味はまろやかで、酸のバランスが程よく、なめらかで厚みがあります。きめが細やかで、味わいがひとつながりになっており、長い余韻が楽しめるワインです。(2006年4月)
ヴィンテージ情報
コメンテーター:ヴィンヤード・マネージャー 弦間 浩一

萌芽までの気温は平年に比べ高く、萌芽、開花も10日から1週間早まりました。しかし、その後の気温は平年よりやや高め程度で、若干早めに推移していた生育も、7月頃には平年並みに。例年にない早い台風の襲来がありましたが被害はなく、順調に成熟期を迎えました。夏期は高温、少雨、多照となりましたが、8月下旬から気温は低く推移。しかし、9月に入って気温は高めとなり、ブドウの成熟も順調に推移しました。収穫期に心配された秋雨の影響は少なく、良好な天候に恵まれたため、病害の発生はほとんどなく、健全で、適熟なブドウ果を収穫することができました。
基本情報
【産地】
長野県桔梗ヶ原地区
【使用品種】
メルロー100%
【容量】
750ml
【アルコール度数】
13%
【平均樹齢】
23年
【収穫】
手摘み/10月3~11日/平均収量:12t/ha
【醸造】
28~30度で、87%ステンレスタンクにて、13%木桶にて、約16日間発酵
【育成】
オーク樽(新樽100%)にて17~21カ月間育成
【生産本数】
5,718本

2001

桔梗ヶ原メルローの傑作ヴィンテージ

テイスティングガイド
赤(フルボディ)
MARIAGE
スパイシーな鴨のローストやミラノ風カツレツが食べたくなる味わいです。
概要
1976年からメルローの植栽をはじめ、85年の初ヴィンテージ以来、国内トップクラスのメルローワインとして評価されてきたのがこの『桔梗ヶ原メルロー』です。契約栽培農家とともに培ってきた畑からのブドウと、これまで醸造面で積み重ねてきた技術の研鑽が結実した、洗練された深い味わいの赤ワインです。特に2001年のヴィンテージは、夏季の十分な日照と気温、収穫前の日較差により、ポテンシャルの高いブドウの収穫ができたため、しっかりとした果実味と酸のバランスの良いワインに仕上がりました。
テイスティングコメント
コメンテーター:名越 康子(なごし やすこ)

濃いルビー色で、縁はまだピンクがかっている状態。ロースト香、ヴァニラ、チェリーやカシスなどの凝縮した果実、そしてインキーさとスパイシーな要素が加わり、なめし革や土の香りも少々加わります。全体的にまだタイトさが残る、深みのある香りが特徴的。しっかりとした果実味と酸がきれいにバランスを取り合い、芯が強く、タンニンは若干堅めながらとても細やか。まだまだこれから花開くワインです。(2005年7月)
ヴィンテージ情報
コメンテーター:ヴィンヤード・マネージャー 弦間 浩一

ブドウ樹の休眠期である1~3月は例年になく厳しい低温傾向が続きました。厳しかった冬の寒さも、3月中旬以降は遠のき、気温は平年を上回るようになったものの、3月31日に降雪があり、その夜から4月1日の朝にかけて低温によるブドウ樹への凍害が発生。ブドウの萌芽・展葉期は冬季の影響で不揃いでした。しかし、サクラの開花は平年より7日ほど早く、その後5月中旬までの気温は例年を上回りました。梅雨入りは例年より2日早く、ブドウの開花は5月末の天候不順により花振るいが認められたものの、その後気温がやや高めに推移したため、開花開始は例年より2~3日早まりました。入梅後、一時的に降雨はあったものの、梅雨明けは7月1日。これは例年より19日も早いものでした。梅雨明け後は極端な高温となり、7月中旬の平均気温は平年を3度も上回る状況で推移。また、ブドウの着色期まで、この間更に降雨量が少なく、旱魃(かんばつ)気味で推移しました。ブドウの着色期開始について、山梨県内では例年より約3日早く、城の平ヴィンヤードでは例年より約4日、更に長野県の桔梗ケ原地域や北信地域では約1週間程度早い記録となりました。着色期後期を経て、ブドウ樹はいよいよ成熟期へと向かいましたが、8月下旬から9月に入り、ブドウ樹は例年になく日較差のある日々を過ごし、ブドウ果は健全に、かつ約1週間程度早熟傾向に。その結果、特に赤ワインに用いられる着色黒系品種であるメルローや、カベルネ・ソーヴィニヨンまたマスカット・ベーリーAなどは、着色期以降の着色状態が非常によく、風味豊かで、味わいのある充実した果実が収穫されました。
基本情報
【産地】
長野県桔梗ヶ原地区
【使用品種】
メルロー100%
【容量】
750ml
【アルコール度数】
12%
【平均樹齢】
22年
【収穫】
手摘み/10月上旬/平均収量:12t/ha
【醸造】
28~30度で14~16日間発酵
【育成】
オーク樽(新樽100%)にて17カ月間育成
【生産本数】
8,102本

2000

洗練を重ねる『シャトー・メルシャン』
最高峰のメルローワイン

テイスティングガイド
赤(フルボディ)
MARIAGE
鴨肉と相性がよいワインです。
概要
1976年からメルローの植栽をはじめ、85年の初ヴィンテージ以来、国内トップクラスのメルローワインとして評価されてきたのがこの『桔梗ヶ原メルロー』です。契約栽培農家とともに培ってきた畑からのブドウと、これまで醸造面で積み重ねてきた技術の研鑽が結実した、洗練された深い味わいの赤ワインです。
テイスティングコメント
コメンテーター:名越 康子(なごし やすこ)

濃いめのルビー色で、縁はまだピンク。香りは開ききっていませんが、カラメル、カシス、インク、タール、なめらかな皮革など、深みと力を感じる香りで、ゆっくりと複雑性をみせてくれます。味わいは、ふっくらとした果実味で広がりがあり、タンニンも包み込んでしまいます。中間の味わいもしっかりし、きめ細やかさと上品さを備えた、メルローらしさが全面に表現されたワイン。果実の熟度が高く、樽とのバランスも素晴らしいです。(2004年6月)
ヴィンテージ情報
コメンテーター:ヴィンヤード・マネージャー 弦間 浩一

ブドウの萌芽期は寒暖の変動が大きく周期的に不安定でしたが、ほぼ平年並みに。これに続く5月は平年に比べ、平均気温は高く推移し、降雨量は少なめに推移したため、ブドウ樹の初期生育は順調でした。梅雨入りはほぼ平年並み、降雨量も平年並みで推移。この間に開花がはじまるなど、ここまでの生育状況はほぼ例年並となりました。梅雨が明けると連日の猛暑に。このためブドウ果の生育も若干早熟傾向となっていきました。この年は観測史上はじめて5月に8日間の真夏日(最高気温35度以上)を観測し、7~8月の2カ月で計54日の真夏日を記録。一方、8月上旬を中心とした局地的な大雨で降水量も多く、8月の降水量は平年の約2倍に達しました。しかし、この降雨は短期に集中したため、病害の発生に影響はなく、9月に入ると気候条件は良好に推移したため、健全なブドウを収穫できました。
基本情報
【産地】
長野県桔梗ヶ原地区
【使用品種】
メルロー100%
【容量】
750ml
【アルコール度数】
13%
【平均樹齢】
21年
【収穫】
10月上旬
【醸造】
28~30度 16日間
【育成】
小樽育成 16カ月 (新樽100%)
【生産本数】
7,356本

1999

洗練を重ねる『シャトー・メルシャン』
最高峰のメルローワイン

テイスティングガイド
赤(フルボディ)
MARIAGE
ジューシーな牛肉のステーキに、シイタケのソテーを添えたものとともにお召し上がりください。
概要
1976年からメルローの植栽をはじめ、85年の初ヴィンテージ以来、国内トップクラスのメルローワインとして評価されてきたのがこの『桔梗ヶ原メルロー』です。契約栽培農家とともに培ってきた畑からのブドウと、これまで醸造面で積み重ねてきた技術の研鑽が結実した、洗練された深い味わいの赤ワインです。
テイスティングコメント
コメンテーター:名越 康子(なごし やすこ)

色調は黒みがかった濃いルビー。香りには幅や厚みが感じられるものの、現在は少し閉じ気味。アタックは丸く、優良ヴィンテージならではの口中の厚みがなめらかさをつくり出します。まだ少し青みを感じる、明らかに若い味わいですが、ボリューム感のある存在感を感じる酒質です。(2002年4月)
明るめのルビー色で、縁にはピンク色が広がります。チェリー・リキュールなど果実の凝縮した香りと、黒コショウ、黒土、茹でた小豆、野性的な香り、そしてロースト香が少し加わり、なめらかな果実味が酸を包み込み、タンニンは後半にふつふつと姿を現します。きめ細やかで、シルキーなベールを覆い被せたような、上品で引き締まったメルローです。ただし、今は少し休息期間に入ってきた印象もあります。(2003年12月)
ヴィンテージ情報
コメンテーター:ヴィンヤード・マネージャー 弦間 浩一

例年に比べ、やや温暖な冬でしたが、ブドウの萌芽はほぼ平年並み。展葉期から開花期にかけての生育も平年並みに推移しました。夏は例年を上回る降水量を記録しましたが、ブドウ果の成熟は順調に推移。その結果、健全でよく成熟したブドウが収穫されました。
基本情報
【産地】
長野県桔梗ヶ原地区
【使用品種】
メルロー100%
【容量】
750ml
【アルコール度数】
12%
【収穫】
10月上旬
【平均樹齢】
20年
【醸造】
28~30度 16日間
【育成】
小樽育成 17カ月 (新樽100%)
【生産本数】
7,900本

1998

洗練を重ねる『シャトー・メルシャン』
最高峰のメルローワイン

テイスティングガイド
赤(フルボディ)
MARIAGE
ビーフシチュー等のコクのある料理とともに飲みたいワインです。
概要
1976年からメルローの植栽をはじめ、85年の初ヴィンテージ以来、国内トップクラスのメルローワインとして評価されてきたのがこの『桔梗ヶ原メルロー』です。契約栽培農家とともに培ってきた畑からのブドウと、これまで醸造面で積み重ねてきた技術の研鑽が結実した、洗練された深い味わいの赤ワインです。
テイスティングコメント
コメンテーター:名越 康子(なごし やすこ)

色調はやや紫の残る黒味がかった濃いガーネット。黒い果実を皮ごとすりつぶしたような香りの濃縮感が感じられます。スケールの大きさと潜在性を感じさせてくれる「香り」に比べて、現時点では少しかたくなな、やや閉じ気味の「味わい」と2つの方向性がボトルに同居しています。
ヴィンテージ情報
コメンテーター:ヴィンヤード・マネージャー 弦間 浩一

3月~4月にかけて暖かい日が続き気温が高く推移したため、ブドウは例年より2週間ほど早く発芽しました。開花期には好天が続いたため、花振るいも少なく着果状態も良好。梅雨明け後も長雨と気温の低い日が続き心配されましたが、春先から初夏にかけての生育が早かったことが幸いし、平均的な品質を維持することができました。
基本情報
【産地】
長野県桔梗ヶ原地区
【使用品種】
メルロー100%
【容量】
750ml
【アルコール度数】
12.4%
【平均樹齢】
19年
【収穫】
10月上旬
【醸造】
28~30度 14~16日間
【育成】
小樽育成 12~14カ月 (新樽100%)
【生産本数】
9,000本

1997

洗練を重ねる『シャトー・メルシャン』
最高峰のメルローワイン

テイスティングガイド
赤(フルボディ)
MARIAGE
ビーフシチュー等のコクのある料理とともに飲みたいワインです。
概要
1976年からメルローの植栽をはじめ、85年の初ヴィンテージ以来、国内トップクラスのメルローワインとして評価されてきたのがこの『桔梗ヶ原メルロー』です。契約栽培農家とともに培ってきた畑からのブドウと、これまで醸造面で積み重ねてきた技術の研鑽が結実した、洗練された深い味わいの赤ワインです。
テイスティングコメント
コメンテーター:名越 康子(なごし やすこ)

やや黒みがかった濃い色調。香りや味わいに、メルローの凝縮されたポテンシャルが感じられますが、密度のあるワインとして、飲み頃にいたるまでには、まだ幾年かの瓶熟が必要となりそうです。(2001年8月)
ヴィンテージ情報
コメンテーター:ヴィンヤード・マネージャー 弦間 浩一

春先から5月までは好天に恵まれ、ブドウの生育は例年より5~7日早まりました。梅雨入り後も晴天が多く、生育は順調。6月下旬から台風の影響を受け、雨天曇天の日が多くなり、生育はやや鈍りましたが、心配された病中害の被害もなく、無事梅雨明けを迎えました。その後は夏らしい好天の日が続き降水量も平年の7~8割と少なく、ブドウの生育にとって好条件が続いたことで質の良いブドウを収穫することができました。
基本情報
【産地】
長野県桔梗ヶ原地区
【使用品種】
メルロー100%
【容量】
750ml
【アルコール度数】
12.4%
【平均樹齢】
18年
【収穫】
10月上旬
【醸造】
28~30度 16日間
【育成】
小樽育成 16カ月 (新樽100%)
【生産本数】
8,000本

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